私は鳥羽健一郎、愛知県豊橋市に暮らす39歳のライターです。以前は地元紙の記者として15年間、この東三河地域を文字通り私の足で歩き回り、人々の暮らしや地域の出来事を丹念に記事にしてきました。数年前の廃刊という形で一つの時代が終わり、今はその取材経験と培った構成力を活かし、ウェブでのライティングを生業としています。
さて、今日の話題は、まさに今の時代を象徴する「在宅」と「通勤」、それぞれのPC仕事についてです。私たちの仕事は、今やパソコンとインターネット環境さえ整っていれば、場所を選ぶことなく成り立つケースが増えてきました。特に、ここpcwork.jpをご覧の皆さん、例えば家事と両立したい主婦の方、新しい働き方を模索する副業希望の方、あるいは未経験から新たな一歩を踏み出そうとされている方々にとって、在宅と通勤、どちらがご自身に合う働き方なのか、迷うこともあるかもしれませんね。私自身も、これまで勤めていた地元紙が廃刊となり、働き方を変える中で様々な葛藤を経験してきましたから、その気持ちはよく分かります。
そこで今回は、これまで取材してきた多くの声や、私自身の経験も踏まえながら、それぞれの働き方が持つ「本音と実情」を、飾らない言葉でお伝えできればと思っています。皆さんがご自身に合った働き方を見つける、その一助となれば幸いです。
まず何と言っても、在宅PC仕事のメリットとして外せないのは「通勤時間がない」という点でしょう。これは多くの方が実感されていることだと思います。豊橋市から名古屋市内のクライアント先まで片道1時間半かけて打ち合わせに出かけることもありますが、これが毎日の通勤となると、やはり話は全く違ってきますからね。私の知人にも、豊橋から都心まで長年通勤していた人がいましたが、「朝の満員電車での1時間半は正直、修行のようなものだ」と漏らしていました。在宅勤務ならば、その貴重な時間を睡眠や家事、家族とのだんらん、あるいは自己学習に充てられる。これは、暮らしの質をぐっと豊かにしてくれる要因の一つだと、私は考えます。
時間管理の自由度が高いのも、大きな利点です。子どもが学校から帰ってくる時間に合わせて休憩を取ったり、病院の予約に合わせて仕事を一時中断したりと、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働けるのは、特に主婦の方々にとっては非常に魅力的に映るのではないでしょうか。服装や身だしなみに気を遣う必要も最小限で済みますし、自宅という慣れた場所で落ち着いて作業できる安心感も、見逃せませんね。
私自身の体験を振り返ると、2年前の夏、ウェブサイトのリニューアル案件で、膨大な商品データの入力作業を請け負ったことがありました。愛知県内の工場から送られてくる情報を、Excelにひたすら打ち込む作業です。その時は、1日3〜4時間、約3ヶ月間、完全に自宅で作業を進めました。時給換算すると1,250円程度でしたが、自分のペースで集中して進められる点が魅力だったのです。豊橋の自宅で、静かに黙々と作業できたのは、私にとってはありがたいことでしたね。特に、納期さえ守れば、作業時間を自分で調整できるという点が、あの時の私には何よりありがたかったのを思い出します。
しかし、在宅勤務には、避けられない課題も横たわっています。最も顕著なのは、仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすいことでしょう。常に自宅にいるため、つい深夜まで仕事を始めてしまったり、逆に誘惑が多くて集中できなかったりする。自分自身を律する力が、何よりも問われるのは、まさにこの点だと感じます。私自身、最初はつい夜更けまで作業してしまうことがあり、生活リズムが崩れがちでした。
また、周りからよく耳にするのは、「孤独感を覚えることがある」という本音です。オフィスに通勤していれば、同僚とのちょっとした雑談や休憩時間の交流で気分転換ができますが、在宅だとそれがありません。心身の健康を保つ上で、人との繋がりはとても大切なもの。これは、記者として多くの人の話を聞いてきた中で、痛感している事実です。オンライン会議ツールで顔を合わせる機会はあっても、ふとした雑談から生まれる気分転換が少ないのは、致し方ない部分かもしれませんね。私は、週に一度は豊橋駅前のコワーキングスペースや喫茶店で作業し、他の利用者との軽い交流で気分転換を図るようにしています。こうした工夫も、在宅で働く私たちにとっては、自身の心身を保つ上で欠かせないものかもしれませんね。
さて、次回は、これとは対照的な「通勤」という働き方の実情と、私が取材で得た生の声について、さらに深く掘り下げてお伝えできればと思っています。🌳
